上海協力機構に日本が参加表明

ベリングポイントどころの話ではありません。


友人から先ほど電話で教えてもらったのですが、麻生さんがサハリンで開かれた日露首脳会談で、なんと「上海協力機構に出席する」と約束して帰ってきたとのことです。

日露首脳会談:「ビザなし」再開へ尽力 露大統領が表明
ユジノサハリンスク大谷麻由美】麻生太郎首相は18日、ロシア・サハリンでのロシアのメドベージェフ大統領との会談で、3月末にモスクワで開かれるアフガニスタン問題に関する国際会議に出席する意向を伝えた。オバマ米政権のアフガン重視政策をにらみ、日露間でも連携を探る新たな動きといえる。麻生首相北方四島への日本の支援団が今年1月、ロシア側に「出入国カード」提出を求められた、いわゆる「ビザなし交流」が中止された問題を指摘。メドベージェフ大統領は「友好的かつ建設的に解決するよう(事務当局に)指示を出したい」と応じ、解決に尽力する姿勢を示した。

 アフガニスタンに関する国際会議は、ロシアや中国、カザフスタンなど中央アジア諸国で構成する「上海協力機構」が主導して開かれる。会談ではこのほか、経済分野での協力推進も強調。極東・東シベリアにおける互恵協力ではエネルギー、環境、インフラ整備などについて、官民一体で具体的プロジェクトの形成に取り組むことでも一致した。

 麻生首相が会談後、記者団に北方領土問題に関し「四島の話は向こう(ロシア)が2島、こっちが4島では全く進展しない」と述べたことについて、河村建夫官房長官は18日の記者会見で「(4島返還の政府方針は)根本だ。帰属の話をきちっとさせた上で、どのような形の返還をしていくかを話せばいい」と強調。政府方針を堅持して交渉に臨む考えを改めて示した。


うわー大変だ。きっとヒラリーは相当驚愕していることでしょう。

しかし、上の記事を書いた記者氏は事の重大さを理解しているのでしょうか? 上海協力機構に日本が参加する際の位置づけや今後の機構との関係について、もっと取材すべきなのでは? 出入国カードより他に聞くことはたくさんあるでしょうに・・。

ちなみに上海協力機構というのは、ロシアと中国を中心とした経済・軍事同盟です。アメリカとヨーロッパによるNATOに対抗し組織された経緯があり、非西欧同盟と呼ばれることもあります。

まさに「新たな独創的で型にはまらないアプローチ」ですね・・。取り合えず3月末に向けた動きに注目です。