ハワイに行ってきました

9月5日から1週間ほど休みをとってオアフ島に行ってきました。
海と光と風がゆっくり流れていて、地元の食材を使った料理も美味しく、とても素敵な時間。日常をタテノリのテンションで過ごすことの多い心身を、ヨコノリのハワイアンがじんわりとやわらげてくれました。

以下、滞在中に気づいた/気になったこと。


■ May I help you? → Everything is OK?

そんなに記憶は定かでないけれど、以前は商業施設のスタッフは殆ど「May I help you?」と声を掛けてきた気がします。今回はレストラン/スーパー/ホテル関わらず、どこでも「Everything is OK?」でした。

カジュアルな感じで親しみやすいのと、「No, thanks…」ではなく「Yes!」で返答できる気安さが心地よかったです。言葉の技巧や丁寧さよりも、お互いの関係性や居心地のよさを意識した結果なのでしょう。

言語表現上のプロトコルによって個人と社会との関係性一般が少なからず規定されている肌感覚は誰にもあると思いますが、逆にいえばプロトコルを積極的に修正することで、より生きやすい関係性を創造することができる。そんな可能性を感じました。


■ 日本の免許証でレンタカー

ハワイ州政府の条例で日本人観光客は滞在期間1カ月未満であれば、日本の免許証で運転ができるようになっています。合「州」国ならではの観光政策ですね。

日本でも県レベルの条例でそういうことを可能にすれば、いろいろ面白い仕掛けが可能なのにと感じました。本当の意味での地方分権って、国の出先機関をどうのこうのではなく、そういうことだよなと思いました。


■ 観光客へのインストラクション

ハナウマ湾という環境保全地域にあるビーチ(写真上)に行った際、入場前のゲートにあるシアターで注意事項などを含めたビデオを視聴しました。ビデオを見なければ入ることができない仕組みで、且つインストラクションはボランティアスタッフが運営していました。ボランティアは海外からも募っているようで、私の回は日本人スタッフ2人が説明をしてくれました。

観光客は客であるとともに、地域の観光資源を守るパートナーであるというメッセージがよく伝わるビデオでした。年間観光客数700万人を超すハワイの成熟した観光行政を見たように思いました。